1776年に『アメリカ独立宣言』が採択された際、その文書に署名をした大陸会議の56人の代表者たちがいて、その中の一人にニュージャージー代表の大学学長で牧師だったジョン・ウィザースプーンがいました。言わばアメリカの父のうちの一人ですね。それから240年余りの月日が流れて、そのジョン・ウィザースプーンの子孫はどうなったかというと、21世紀になってなんと、ティンカー・ベルになりました・・・・・・。という感じでしょうか。
ディズニーの最新映画情報では、最近実写版の製作に力を入れているディズニー社は、ついにティンカー・ベルの実写映画化に乗り出したとのこと。
→「Reese Witherspoon to Star in Disney’s Live-Action Tinker Bell Movie」(hollywoodreporter.com)
今回製作が発表された映画『ティンク』で主演のティンカー・ベル役を務めるのは、39歳のリース・ウィザースプーン。『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたこともある女優兼プロデューサーですが、彼女こそ、かのジョン・ウィザースプーンの子孫だそうです。
2015年に公開された『わたしに会うまでの1600キロ』では、人生に傷ついて進むべき道を見失い、自分を見つめなおすためにたった一人でパシフィック・クレスト・トレイル(1600キロの自然遊歩道)の踏破に挑戦する女性の役を体当たりで演じました。
そんなベテラン女優であるリース・ウィザースプーンが主役を演じる『ティンク』は、きっと今までのティンカー・ベルのイメージを覆すような異色の作品になりそうです。
ちなみに『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』では劇中歌を全て吹き替えなしで熱唱し高評価を得た彼女。今回の『ティンク』では、歌声の披露はあるのでしょうか。
いろいろと楽しませてくれそうな実写映画『ティンク』です。
これまで実写映画でティンクを演じたのは『フック』(1991)のジュリア・ロバーツ、『ピーター・パン』(2003)のリュディヴィーヌ・サニエ、『ネバーランド』(2011)のシャーロット・アトキンソンなどですが、本格的にティンクが主役というのは、今回製作される作品がはじめて。
『マレフィセント』のように、ティンカー・ベルの知られざる一面が描かれる映画になるという話です。