どこの国でも昔話というものは、実は結構きつい内容だったりするものです。おとぎ話から怖い要素を全部取り去って素敵なお話に変えてしまうディズニーの想像力って、本当にすごいですね。ここでは怖い原話のポイントをちょっとだけ、しかもできるだけソフトに紹介します。
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マレフィセントじゃなくて人食い鬼が出てくる『眠れる森の美女』
アンジー主演の映画『マレフィセント』で注目度アップの『眠れる森の美女』。シャルル・ペローやグリム兄弟が原話を元にして書いた「眠れる森の美女」や「いばら姫」が原作ですが、残念ながら、原作にマレフィセントは登場しません。オーロラ姫に呪いをかけた悪い魔女は100年の後、フィリップ王子の継母の座についており、その正体は人食い鬼で、オーロラ姫とフィリップ王子の間に生まれた双子を食べちゃおうとしたりします。これって子供向けには無理じゃない?って感じです。
『シンデレラ』のお姉さんたちはひどい目に・・・
シンデレラをいじめていたお姉さんたちは、ガラスの靴を履くためにとんでもないことをします。痛そうなのでここではとても書けません。また、シンデレラと王子様のハッピーエンドの傍らで、けっこうきついお仕置きをされてたりします。悪い人には容赦ないのが昔のおとぎ話。
原作『白雪姫』の登場人物はヤバ過ぎる人ばかり
原作の白雪姫は何度でもダマされる困ったちゃん、王子はというと毒リンゴを食べて死んでしまった白雪姫をガラスの棺ごと小人たちから譲り受けて城に持ち帰ろうとした人(途中で棺が揺れた拍子に毒リンゴが口からこぼれて生き返る)。さらに継母は白雪姫と王子の結婚式できついお仕置きを受け・・・これも怖くて書けません。
『ラプンツェル』は野菜の名前
ラプンツェルの母親は、ラプンツェルがお腹にいる時に「ラプンツェル(食用野草の一種)が食べたい」と夫に頼みます。
つわりで何も食べられず衰弱していく妻を見かねた夫は仕方なく魔女の森にラプンツェルを採りに行きます。
魔女に捕まった夫はラプンツェルを持ち帰る代わりに生まれた子供を魔女に渡すという条件を飲んで妻の元に帰ります。
生まれてすぐ魔女に連れ去られた子供は、ラプンツェルと名付けられて塔のてっぺんで育てられます・・・。
原作のストーリーはディズニーアニメとはかなり違います。興味があったら探してみてください。ただし、これも子供向きではありません。
人魚姫
ご存じの方も多いと思いますが、王子との愛もかなわぬまま人魚姫は最後に自ら命を絶ち、海の泡と消えます。トリトン王も助けてくれないラストは悲しすぎる!
おわりに
ホントはもっとキツいお話ばかりだから、詳しく知りたい人は調べてみては?
ディズニーが夢のあるお話に変えてくれたことに、きっと感謝したくなります。