世界42カ国の言語でキャラ命名?! 新作『インサイドヘッド』にも見られるディズニーのローカライズ戦略

近年のディズニーは世界中の様々な国の持つ特色に合わせたカスタマイズをする、いわゆる「ローカライズ」戦略で成功しています。ピクサーとの合作で7月公開予定の『インサイド・ヘッド』にもローカライズの工夫がされているとのことです。

どの映画にも見られるローカライズ。記憶に新しいところでは『アナ雪』のレリゴー吹き替えのこととか。世界25か国語バージョンに際して、ディズニー側が吹き替え声優候補をチェックして声質を統一したとか、アニメの口の動きに合わせて吹き替え用の歌詞を工夫したという話は有名ですね。

オリジナル重視で殿様商売だったディズニーが、その国に合わせて作品をカスタマイズするようになったのは、社としての方針の大転換があったとか。特に東京ディズニーリゾートのある日本はディズニーにとって大切な拠点なので、ローカライズにも力が入るようです。『スティッチ!~ずっと最高のトモダチ~』で、ハワイに代わるスティッチの活躍の場に沖縄が選ばれたのも、『ベイマックス』にちりばめられたサンフランソウキョウなどのジャパンテイストなども、ある意味日本市場に照準を合わせたローカライズ戦略と言えるでしょう。

さて、最新情報によると『インサイド・ヘッド』の場合、キャラクターの名前を世界42か国に合わせて変えるとか。

『インサイド・ヘッド』は個人的にとっても楽しみにしている映画で、登場人物たちのそれぞれの頭の中に5人の”脳内キャラ”の皆さんがいて、ディスカッションしながら人格や行動を決めてるっていう面白すぎな発想にワクワクしてるんですが、その”脳内キャラ”の名前が上映される国によって変わるってことのようですね。

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Photo: Disney Movie

アンガー<怒り>、ディスガスト<嫌悪>、ジョイ〈喜び〉、フィアー<恐れ>、サッドネス<悲しみ>と名付けられていた脳内キャラたちは、日本向けには「イカリ」「ムカムカ」「ヨロコビ」「ビビリ」「カナシミ」となる予定だそうです。まあネーミングセンスの良し悪しは意見の分かれるところですが。

それ以外のローカライズネタとしては、予告編にもチラッと登場するお父さんの脳内キャラたちが観ているテレビ中継が、国に合わせてフットボールだったりサッカーだったりするとか。細かいですね。

それぞれの国に合わせることを重視したディズニーの戦略は、ディズニーのアニメをますます楽しいものにしてくれています。この戦略はアニメ業界全体に大きな影響を与えています。ドラえもんのアメリカ向けローカライズ版などもその流れじゃないでしょうか。

ローカライズはある意味、とてもディズニーらしい細やかなサービスですね。こういうところに力を入れてくれるから夢中になれるんだなあとしみじみ思います。

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