子ども向けの映画に不要だと言われているものはいろいろありますが、最近の映画界で制作側が最も気を使っているのが喫煙シーン。そんな中、ウォルト・ディズニー・スタジオの会長兼CEOのボブ・アイガー氏が、ディズニーの子ども向け映画に喫煙シーンを入れることを禁止すると発表しました。
昔は”たしなみ”という言葉で表現されていたたばこも、今では社会の厄介もの。子どもに夢を与えるディズニーとしては当然の決断でしょう。っていうか、「えっ?まだ禁止してなかったの?」という感じです。
今後はぷかぷかとパイプたばこを吸う姿が印象的だったクルエラのようなヴィランも、ホセ・キャリオカのような葉巻をくわえてるキャラクターも登場しなくなるのでしょうね。
ちなみに故ウォルト・ディズニーは大の愛煙家。根元ギリギリまでたばこを吸うほどのヘビースモーカーであることは有名でした。でも、彼が絶対にしなかったのは「人前でたばこを吸うこと」だそうです。これを「自身の嫌いなこと」として公言し、たばこを吸うのは誰もいない時に、と決めていたそうです。オフィスで吸うときは、人を通さないという徹底ぶりだったとか。
たしかに、誰もいないところで吸ってくれれるのなら、健康上の問題も含めてそのあとのことは個人の裁量であり自由なので何の問題もなくなるんですが・・・。