ディズニーランドのエレクトリカルパレードを見た人の多くは、謎のドラゴンがいることにあまり疑問を感じないようです。だって、知らないキャラクターだっているかも知れないし、ドラゴンなんてどの作品に登場しても不思議じゃないもの・・・・。
でもこのドラゴン、実は日本人が知らないはずのキャラクターなのでした。
目次
緑色のでかいやつはエリオット
緑色のでっかいヤツは、名前をエリオットといいます。ディズニーの世界ではけっこう古株です。登場した映画がこれ。
『ピートとドラゴン』(1977年)
身寄りのない少年ピートと、アニメの世界から来たドラゴンのエリオットの友情を描いた『ピートとドラゴン』は、なんと日本未公開のディズニー実写映画。アニメと実写の合成映画で、2時間以上もある長編作品なのに、日本では上映されませんでした。
それでもエリオットは東京ディズニーランドのパレードにちゃんと参加しているし、2014年にはフロートのリニューアルまでされています。
図体はデカいけど知名度の低いエリオット・・・。
ところがところが・・・。
最近ディズニーから発表されたのは、なんと、映画『ピートとドラゴン』のリメイク。公開日等いろいろ決まる前に、2人の子役は決定してたみたいです。
主人公のピートを演じるのはオークス・フェグリー(Oakes Fegley)くん。
大作に出演した経験はありませんが、ひよっとしたら『ピートとドラゴン』でブレイクするかもしれませんね。
もう1人の子役 ウーナ・ローレンス(Oona Laurence)は、大ヒットミュージカル『マチルダ』でマチルダ役を演じたオリジナルブロードウェイキャストの4人のうちの1人。輝かしい経歴を持しての出演です。
2016年公開の『ピートと秘密の友達』
2016年公開のリメイク版『ピートとドラゴン』は、リメイクと言うよりも全く新しい作品。その作品の邦題は『ピートと秘密の友達』です。
ピートを保護するグレース役は『スパイダーマン3』『ターミネーター4』『ジュラシック・ワールド』等に出演しているブライス・ダラス・ハワード。
脇役でロバート・レッドフォードが出演しています。
『ピートと秘密の友達』のあらすじ
『ピートと秘密の友達』のあらすじを簡単に紹介すると・・・。
森を保護するために調査をしているグレース。彼女が調査中に偶然発見したのは、森の中で一人で暮らしている11歳の少年ピートでした。
まるで野生児のようなピートを保護し、自分の家に連れて帰ったグレース。ピートは今から6年前、家族旅行中に不慮の事故で両親を亡くし、森の奥深くに迷い込んでいたのでした。
5歳の少年ピートが危険な森の中でたった一人で生きて行けたはずはありません。
彼を助け、一緒に暮らしていたのは、全身が緑色の毛で覆われた、空を飛ぶ巨大な生物。出会った時は怯えていたピートでしたが、その生物の優しさに触れ、心を通わせます。いつしかかけがえのない友達、そして家族に・・・。
ピートはその生き物に”エリオット”という名前を与えます。
6年間、人間と関わることなく暮らしていたピートでしたが、グレースのおかげで人間の世界に戻ることができました。でもエリオットのことはグレースにも言えません。
しかしピートがエリオットと離れたことは、双方にとって不幸なことでした。ピートはエリオットとの楽しくてスリリングな日々を忘れることはできず、エリオットもまた、ピートがいない生活が寂しくてたまりません。
でも二人が再び出会うためには様々な犠牲が・・・。
伝説でしか無かったはずの空飛ぶ巨竜”エリオット”の存在が、人間界に知られてしまったのでした・・・。
エリオットを危険な生き物と考え、攻撃する者も現れて・・・。
果たしてピートは、最愛のエリオットを守ることができるのでしょうか。
『ピートと秘密の友達』の評価は?
『ピートと秘密の友達』を観た人の感想はというと・・・。
【ピートと秘密の友達】 すばらしい。80年代にSFXが映画の可能性を広げたときのジュブナイル映画の名作を思い出させる。オリジナルのパートアニメ作品「ピートとドラゴン」は未見だが、CGをからめた少年実写映画としては、昨年の「ジャングル・ブック」を凌駕する。子供がいたら一緒に見たい。
— 柴尾英令 (@baoh) January 13, 2017
大晦日に大感激の映画を見てしまった。号泣。デヴィッド・ロウリー『ピートと秘密の友達』。ディズニー資本で大丈夫?って、物凄い手捌きで彼の映画に仕上げてる。ドラゴンは歌。ドラゴンは風。『トイ・ストーリー』にアメリカ映画を感じ涙する人にオススメしたい。I SEE THE DRAGON! pic.twitter.com/ZgR43bKOLI
— maplecat_eve (@maplecat_eve) December 31, 2016
ピートの秘密の友達を
見させて頂きました。
なんだろう、この感覚。
小さい時に戻る様な、
まるでネバーエンディングストーリーをみたかのようなピュアで切ない感覚は。。
ああ〜凄くいい作品だった。 pic.twitter.com/EYEXCtYrSi— アイアンとお米 (@Nfk3GfkHlWuQImT) January 15, 2020
子供が観ても大人が観ても心に残る良い作品。これぞディズニー映画、ですね。
まとめ
リメイク映画に登場してもかなり高い評価を受けたエリオット。これからもしばらくは、エレクトリカルパレードの一員として活躍しそうですね。でもそのうちにデザインが一新されたりするかも・・・。昔と今とでは姿形が大分違いますからね。