「ディズニーリサーチ」っていうディズニーの研究部門があるのを知っていますか?ディズニーの夢の世界にふさわしく、魔法のような技術を研究・開発しているグループです。世界がびっくりするようなテクノロジーをいろいろ生み出しています。
形状を感じることができるタッチスクリーン
タッチスクリーンに映し出された真っ赤なリンゴを触ってみると、リンゴのつるつるした丸みが指先に感じられる・・・ディズニーリサーチでは、そんな不思議なスクリーンを開発しています。
スクリーンの表面をなぞる指先に静電気を生じさせることで意図的に摩擦を発生させ、あたかも指の皮膚が伸びたり引っ張られたりしたような錯覚を起こさせることで、形状を疑似体験できる仕組みだそうです。難しい話ですけど、人間の感覚は全て脳に伝わる電気信号だから、やろうと思えばどんな触感も再現できちゃうってことでしょうか。
目の不自由な人でも楽しめるコンテンツとか、触れて遊べる絵本とか、いろいろな方面への活用が期待できる技術です。
何でもコマのように廻り続けさせられる技術
思いっきり簡単に説明すると、「どんな形状のものでもコマにすることができる方法を見つけた」ってこと。
オブジェクトの慣性モーメントの最適化っていうらしいけど、ポットでも人形でも、内部に適度な空洞をつくってバランスを取ることで、軸を中心に回転し続けるようにする技術を開発したんだって。この技術を利用すれば、ダンボだろうがアリエルだろうがエルザだろうが、どんな形のコマでも作れるんでしょうね。お土産にいかが?
圧縮空気を使って触感を体感させるバーチャルシステム
手や顔に圧縮空気の輪を当てることにより、臨場感を味わうことのできるシステムのようですが、このシステムを利用してジョイスティックのように画面を操作したりすることもできるインタラクティブなものをめざしているみたいです。
ケースは3Dプリンターで出力されたものだということで、そのうち家庭でも作れるキットみたいな形で売り出される日が来るかもしれません。
超リアルな動きをするフェイスマスク
ディズニーランド等でも導入されているアニマトロニクスはとっても精巧につくられた人形で、複雑な動きを器用にこなします。でもディズニーリサーチでは、よりリアルな表情や動きをめざして研究が進められています。
怖くなるほどリアルなフェイスマスク。こんなマスクがつくれるのですから、アナの表情がリアルで口の動きがセリフに合っていることなんて当たり前なんですね、ディズニーにとっては。
あまり知られていない研究をいろいろと進めているディズニーリサーチ。本物の魔法を生み出す日も近いかもしれません。
<Disney Research>
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