代々木公園に続き新宿中央公園でも蚊による感染が認められ、さらにはどちらの公園にも行っていない人も発症してしまった最近のデング熱騒動。今後の首都圏では蚊の発生を防ぐ対策に、シンガポール並みに取り組む必要がありそうです。
その取り組みの良いお手本となる施設が東京(千葉ですけど)にあります。それがわれらのディズニーランドです。
9月6日の日刊ゲンダイの記事によると、ディズニーランドでは蚊を発生させないための独自の仕組みが施されているとか。
都市伝説の1つにもなった「ディズニーランドでは害鳥や害虫を寄せつけないように高周波を発生させている」という話。未だに半信半疑ですが、どうやら高周波では虫を追い払うことはできないようです。記事の中でランドの広報担当者が回答しています。
「園内で高周波を流しているようなことは、一切行っておりません」
ではなぜ蚊が発生しないのか。「それは魔法ですよ、マ・ホ・ウ!」とかいう回答があってもよかったのですが、実に科学的な方法をとっているようです。
「蚊の対策として行っているわけではありませんが、敷地内に水処理施設があり、特殊な技術で水を浄化しております。その結果として害虫等の発生が抑えられています。水に殺虫剤や塩素を混ぜているのではありませんので、飲んでも人に害はありません」
科学技術の粋を集めてつくられているディズニーランドだから出来ることなのでしょうが、これは他の施設でも見習っていかなければならない仕組みかもしれませんね。ますます温暖化が進む今後の日本では、蚊が発生するのを放っておいてもいいことは1つもなさそうですから。